プログラム


プログラム概要

臨床研究の系統的遠隔学習プログラムCLiP Extensionは、すべての医療者を対象に、遠隔学習で臨床研究に必要な知識とスキルを学ぶプログラムとして、平成28年9月に開講しました。
このプログラムは、京都大学 医学部附属病院 総合臨床教育・研修センター 臨床研究教育・研修部「医療者のための臨床研究学習プログラム*(CLiP:CLinical investigator's Program)」をオンラインプログラムとして発展させ、遠隔地にいる医療者の方々にも臨床研究の系統的な学習を可能にしたものです。
これまでに、大学教員、臨床医、薬剤師、理学療法士、看護師、臨床検査技師、臨床工学士など、多職種を含む300名以上の方に受講いただいております。
また、この遠隔学習用に特別に作成した高品質の本格的なビデオ講義を使用しています。全国の教育病院における臨床研究教育や、学会におけるリーダー研究者の育成や大学におけるfaculty developmentなどのために活用されることを期待しております。

*医療者のための臨床研究学習プログラム(CLiP):厚生労働省 臨床研究中核病院整備事業における臨床研究教育の一環として、平成25年に開講した臨床研究のリテラシーを学ぶためのプログラムで、京都大学大学院 医学研究科 医療疫学分野を中心に企画・提供されました。現在は、京都大学医学部附属病院 臨床研究教育・研修部が提供しています。平成28年11月時点でのべ1,500名超の医療者が受講し、高い評価を得ております。詳細はCLiPホームページをご参照ください。


プログラムの特色

医療現場において必要とされる臨床研究デザイン、解析デザインの実践的なスキル習得を目指します。基本コースと実践コースの2種類があります。

<基本コース>

  • 1年間で、オンライン講義により系統的に学習
  • タブレット、PCなどで、いつでもどこでも学習可能
  • 臨床研究デザイン講義と解析デザイン演習
  •  *修了認定試験があります。
  • 臨床研究デザインワークショップ(集合型の実践演習、毎年開催)
    *本プログラム受講生以外の方もお申し込みいただけます。お申し込みが多数の場合は、基本コースの受講生を優先いたします。

<オプション>

  • 臨床研究Webメンタリング(1年間に4往復実施、所定のフォーマットで臨床研究計画作成を指導)
    *基本コースの受講生のみお申し込みいただけます。受入可能人数に上限があります。

<実践コース>

  • 基本コース修了者を対象
  • 臨床研究のon the job trainingコースで、3年間で論文投稿を目指す
  • 臨床疫学、統計の専門家が個別指導(遠隔および対面)

プログラム受講者の声

2016年9月に開講された本コース。受講生のアンケートをご紹介いたします。

「自由な時間に受講できる点が、仕事をしながら学ぶのに大いに役立っています」
「1回で理解できない点や覚えきれないところも多いので、繰り返し講義を聴けるところがありがたいです」
「薬剤師である私が、研究デザインの基礎を学ぶのにとても有用でした。分かりやすく解説してくださり、理解しやすかったです」


カリキュラム

<基本コース>  オンライン講義  ・研究デザイン基礎  リサーチ・クエスチョンの設定、研究デザインの型、測定のデザイン、交絡・バイアス、調査研究、研究倫理など  ・研究デザイン応用  データの記述、検定と推定、回帰モデル、サンプルサイズなど/解析デザイン  ・解析ソフトウェア(Stata)での演習  統計ソフトの使い方、連続変数・カテゴリ変数の解析、線形回帰、ロジスティック回帰、Cox回帰、データマネージメントなど

<オプション>  ワークショップ  ・対面型のワークショップで、具体的なケースを用いて研究デザインを学ぶ/Webメンタリング  ・臨床研究計画作成支援アプリを利用した添削指導(1年間に4往復)
*Webメンタリングについて

<実践コース>  論文化を目指した個別指導  ・リサーチ・クエスチョンの設定、研究計画作成、研究実施、解析、論文化、投稿、査読対応まで一連の流れを個別指導する3年間の本格的なコース
*コース内容は予告なく変更となる場合があります。

基本コース講義内容 *2017年4月現在。

<研究デザイン基礎>

  1. 研究デザイン7つのステップ/福原 俊一
  2. 疑問の構造化/福原 俊一
  3. 疑問のモデル化/福原 俊一
  4. 測定のデザイン/福原 俊一
  5. アウトカム指標/福原 俊一
  6. デザインの型総論/大西 良浩
  7. 介入研究/大西 良浩
  8. 症例対照研究/大西 良浩
  9. コホート研究/大西 良浩
  10. 比較の質①/福間 真悟
  11. 比較の質②/福間 真悟
  12. 交絡、バイアスへの対処/福間 真悟

<研究デザイン応用>

  1. 記述統計/山本 洋介
  2. 連続変数の比較/山本 洋介
  3. カテゴリ変数の比較/山本 洋介
  4. 線形回帰/山本 洋介
  5. ロジスティック回帰/山本 洋介
  6. 生存時間/福間 真悟
  7. 調査研究①/竹上 未紗
  8. 調査研究②/竹上 未紗
  9. 尺度の使い方/脇田 貴文
  10. サンプルサイズ/大西 良浩
  11. 研究倫理/中山 健夫
  12. QOL研究/福原 俊一

<解析デザイン演習>

  1. 統計ソフトの基本的な使い方/山本 洋介
  2. 連続変数の検定と推定/山本 洋介
  3. カテゴリ変数の検定と推定/山本 洋介
  4. 相関と回帰/山本 洋介
  5. 線形回帰分析/山本 洋介
  6. ロジスティック回帰/山本 洋介
  7. 生存時間解析・サンプルサイズの推定/山本 洋介
  8. *解析ソフトウェア(Stata)を利用して講義、解析演習、課題提出を行ないます。

基本コースの流れ

遠隔学習システムで講義視聴  講義ごとに致小テストで理解度を確認  臨床研究のロジックを系統的に学習 ①臨床研究を正しく解釈 ②研究計画作成の基礎知識習得を目指す
*コース内容は予告なく変更となる場合があります。
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